松島修
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松島修投資助言会社社長

1960年東京生まれ。94年投資助言会社エフピーネットを設立し代表取締役に就任。メルマガ「イーグルフライ」で投資アドバイス。2008年からの金融危機前に各相場のピークを予測し「全ての投資をやめる時」と事前に警告したことで知られる。テレビ東京、日経新聞などメディア出演多数。無料メルマガ「リアルインテリジェンス」で最新情報を提供中。

得をするのは誰?株価上昇を演出する自社株買いのカラクリ

公開日: 更新日:

 世界の株価を上昇させてきた原因のひとつに、自社株買いがあります。ニューヨークダウの上昇も、自社株買いによる部分が少なくありません。自社株買いは年々右肩上がりで増加しており、世界の自社株買い額から株式調達額を差し引いた買い戻し額が、過去5年の累計で約1兆8000億ドル(約195兆円)となりました。

 自社株買いとは、企業が発行した株式をその企業が買うことです。企業は買い戻した後に消却することで、発行済み株式数を減らすことができます。自社株買いをすると、株価が上昇する理由は次の3つです。

①株を買うこと
②1株当たりの配当金が増えること
③自社株買い報道を好感して新規買いの増加

 米アップルは2018年5月、1000億ドル(約10兆8500億円)という大きな自社株買いをしました。

 自社株買いが増えている理由として、IT企業が大きく伸びてきたことから、多額の資金を必要とする工場建設・設備投資は減少し、企業の金余りが鮮明になっていることが挙げられますが、根源的には経営者の利益を追求していることが理由だと思います。社債を発行して自社株買いをすることも多いのです。

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