1億円払っても元がとれる 「鳩レース」の知られざる世界

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中国や台湾では人気のピーク

 今年3月、史上最高のレース鳩と呼び声の高い「アルマンド号」が、125万2000ユーロ(約1億5900万円)で中国人に落札され話題になった。鳩レースは日本でも「レース鳩0777」(1978年~1980年に「週刊チャンピオン」で連載)という少年漫画があるほど人気の時代もあったが、今ではほとんど話題に上がらない。しかしながら、ヨーロッパではいまだに貴族のスポーツとして根強い人気があるという。さらには中国や台湾では今がまさにピークだという。

 日本で鳩レースを実施している団体には、一般社団法人日本鳩レース協会と一般社団法人日本伝書鳩協会がある。元は一つの団体だったが二団体に分かれた。そこで日本鳩レース協会の真部武志・総務担当常任理事に鳩レース事情について聞いた。同協会は約1万人の会員がいるという。

「大前提として、日本とヨーロッパや中国や台湾の間に鳩レースについて根本的に違いがあります。ヨーロッパ、中国、台湾は1億円、何千万円という賞金が出ますが、日本には賞金レースはないということです。スポンサーがつけば別ですが、鳩を飼っている人がお金を出し合ったら賭博になってしまいます。それではなぜ鳩レースをやるために鳩を飼っているかというと、優勝という名誉のためだけです。日本の場合は最初から趣味でやっている。これは鳩を飼っている人しかわからないでしょうね」

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