“メルカリおじさん”に学ぶ 洋服を高く売るコツ<前編>
昨今、インターネット上の個人間売買が盛んだが、リサイクルショップなどで安く売られているレア物を密かに入手し、フリマアプリ「メルカリ」で高く売って生計を立てているツワモノもいるという。
しかし、まだ利用したことのない人にとって、こうした“プロ”よりも、仕事の合間にちょっとした小遣いを稼いでいる人の話のほうが参考になるはず。
そこで今回、メルカリを利用して8カ月ほどで、販売総数80点、販売総額45万円(手数料、送料を引いた金額)、月平均5万円以上稼ぐ40代のKさんに話を聞いた。
広告代理店で働くKさんは、これまで収入の半分近くをアパレル品につぎ込んできた自他ともに認める“洋服バカ“。これまで買い集めてきたものが収納しきれなくなったため、初めは古着屋やブランド物のリユース店などで少しずつ売っていたが、安く買い叩かれることが多かったという。メルカリの存在は知っていたが、梱包作業などの作業が面倒で利用していなかった。あるとき、友人がメルカリで結構稼いでいるという話に影響を受け、始めたところ、「5年前に8万円で買ったダウンジャケットが4万3000円で売れて、一気にハマりましたね。まさかそんなに高く売れるとは思っていなかったので」(Kさん)