会社クビの1カ月後に! 6億円を当てた男が振り返る<前>
唱田士始矢さん(開運コンサルタント)
映画化もされたベストセラー小説「億男」は宝くじで3億円当てた男の物語。その倍の6億円を当てたのが現在、開運コンサルタントとして活躍する唱田士始矢さんだ。
「当てたのは今から11年前、2008年9月30日のこと。スポーツくじの『totoBIG』です。しかし、その時の私は人生のどん底にいました。彼女にもフラれ、会社もクビになり、銀行口座の残高は4000円ちょっとだったのです……」
その1カ月前、システムエンジニアの派遣社員として東京の生命保険会社で働いていた唱田さんは、上司にあたる正社員ほか数人で福岡県久留米市へ出張していた。土曜日に仕事を終え、翌日は日曜日。せっかくだから観光していこうと、唱田さんは延泊することに。
「もちろん自費で、上司の許可も取りました。ところが月曜日に出社したら、すでに私の席はありませんでした。“自分だけ延泊する身勝手な男”という理不尽な理由でクビになっていたのです」
上司との相性も悪くなかったのに、なぜクビにならなければならないのか? 10代の頃から学んでいた方位学で占ってみると、「出張した日と方角が最悪でした。しかも延泊までして、たっぷり悪い運気を吸収してしまったんです」。
まさに運が悪かったとしか言いようがないが、とりあえず原因は分かった。その後の行動が、唱田さんにBIGな幸運をもたらす。
「良い方角に行ったら今度は良いことが起こるはずだと、まず2週間後に吉方位の青森県弘前市へ行って運気をチャージしました。さらに2週間後には出張先と同じ久留米へ。その時はベストな方角だったからです。2泊3日、何をするでもなく過ごしました」