知り合った大手銀行マンはホンモノ?「投資を勧められて2年で500万円をつぎ込みました」
マッチングアプリを使って恋人や結婚相手を見つけるのは若い世代だけで、自分たちは関係ないという中高年世代が少なくない。とんでもないことだ。息子や娘たちに及ぶ被害が親世代にも広がっていることを見過ごせない。子供たちだけでなく、我が身にとっても油断ならない事態が起こっている。
都内の病院に勤務する看護師の幸恵さん(仮名=39歳)は、後輩たちが婚活アプリを使用していることに影響され、自分も試してみた。すると1日で10人以上の男性から「いいね!」やオファーがあり、「“モテ期”がやって来たみたい」とすっかりアプリに夢中になっていたという。
中でも大手銀行の営業マン(46歳)が積極的にオファーをくれる。幸恵さんは舞い上がった。高スペック男性は手の届かない存在だと諦めていたからだ。
「初デートは夜景が奇麗なレストランでした。3度目のデートで交際を申し込まれたんです」
同居している両親に打ち明けると、両親も喜び、「孫の顔が見たい」と結婚をせかされた。