新宿駅西口には高額な“厄払い”を勧めてくる「手相占い」が…
旧統一教会の巧妙な“霊感商法”が話題となっているが、歌舞伎町の最寄り駅であるJR新宿駅の南口でかつて、教団とは無関係を装った信者が「手相を見せてください」と通行人に話しかけ、勧誘の糸口としていたのは有名な話。
しかし、コロナの社会不安が拭えぬ中、新宿駅西口の路上にいる一部の手相占い師の中にも、人々の不安につけこみ、高額な「おはらい料」を要求する業者が紛れ込んでいるという。
「統一教会とは別ですが、最初は3000円で軽く手相を見て、不安をあおるだけあおった上で、“鑑定”と称して3万円を要求してきます。『お金がない』と言うと、あっさり1万円となり、細い棒の束やジェンガのような木製のブロックなどの小道具を使い、それっぽく鑑定されました。さらに『あなたは今、非常に悪い状態だから、神様に厄払いをしてもらったほうがいい』とか言って、3万円、10万円、21万円の各コースを勧められるんです」
さすがに決断できずにその場を離れた仙頭氏だが翌日、相手に伝えていた携帯番号に早速電話があった。好奇心に負けた仙頭氏は「3万円コース」を選択。その翌日、呼び出されたW駅の先方のマンションに出向いた。