「天然温泉桜館」で91度を3セット。広い水風呂で体を伸ばし脳みそトロトロ

公開日: 更新日:

天然温泉桜館(大田区・池上)

 東急池上線池上駅南口から歩いて6分ほど。料亭のような店構えの銭湯「天然温泉桜館」は1959年創業。98年にビル型にリニューアル。下足ロッカーの木札を取り、券売機でサウナ込み入浴料650円を購入。サウナ代100円とはありがたい。フロントでサウナ用タオルを受け取り、紺色ののれんをくぐる。

「毎月15日から月末までは展望風呂がある“壱の湯”が男湯になります」と笑顔の3代目井戸侑乃さん。取材した日は壱の湯が男湯だった。

 2代目が洞窟をイメージした壱の湯の脱衣場はグレーのモザイク壁でモダンな造り。服を脱ぎ、浴場に入ると、天井が高い。横長の白湯は42度で、左側に背中や腰へのジェットが2床、右側にバイブラとエレキ強めの電気風呂が1床ずつ。

 その隣には、黒湯の純養褐層泉があった。湯船は広く、地下88メートルから湧出した黒湯は少しヌメリがある。41度は保温保湿に優れ、美肌効果大。58歳も首までのんびりと漬かったら、ドアを開け階段で2階に上がる。

 スチームサウナは蒸気が満ちた47度。タイル張りの室内にある木製ベンチは定員6人ほど。奥の窓から1階の浴場が見下ろせる。

 3階は42度の黒湯の湯船が上下2槽に分かれた展望風呂。上にすだれの日よけがあり、夏空を見上げながらア~ビバノンノン。それではサウナに参りましょう。

 1階浴場のドアを開けると、すぐ右にレンガで囲まれた大型電気ストーブが。フィンランド式高温サウナで、ストーブ側と奥にストレート2段ベンチがある。座面と床は耐熱性ゴム素材で定員14人ほど。91度設定でも、部屋が広く、ほどよい熱さに感じる。

 1セット目はストーブ寄り上段でタオルをマット代わりに座り、ストーブ横のテレビを見ながら汗を流す。ジワジワと穏やかな熱さ。12分計、3分ほどで汗がにじむ。奥に座った年配2人のうち1人は、米国のトランプと同い年らしい。そんな話を聞くわけでもなく聞いていると、5分過ぎて汗ダラッダラに。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スタンフォード大・麟太郎のメジャースカウト評価は課題山積…ド軍指揮官からも耳の痛いアドバイス

  2. 2

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  3. 3

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  4. 4

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 8

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    巨人・坂本勇人は《潔くユニホーム脱ぐべき》低迷でも“1年延命”で現役続行か