「ぽかぽかランド鷹番の湯」で12分計2度完走。すごい充実感に満足、満足

公開日: 更新日:

ぽかぽかランド鷹番の湯(目黒)

 東急東横線学芸大学駅東口から住宅街を7分ほど歩くと、虹色の看板が目に留まる。1921年創業「栄泉湯」で、1989年にビル型銭湯「ぽかぽかランド鷹番の湯」に衣替えしたという。下足ロッカー近くの券売機で入浴料+サウナ代1120円を購入。フロントで券を渡す。

「当店は男女日替わり制で、男湯は偶数日がソルティーサウナのある2階、奇数日がドライサウナのある1階になります」

 とは、フロントに座る3代目の小林博さん。その日は奇数日で、タオルセットとサ室フックキーを受け取り、早速、脱衣場で服を脱いだら、浴場にGO。

 中に入ると、カラン上部の丸照明がモスグレーのタイル壁を照らし、昭和ムードを感じる。58歳には落ち着くなぁ。湯は地下約100メートルから湧出したメタケイ酸を含む天然温泉だそうだ。

 41度の広い白湯には、冷水枕つきでバイブラのドリームバスが2床、冷水枕つきで腹や太もも、ふくらはぎにジェットがあたるローリングバスが2床、背中や腰・ふくらはぎなどにボボボのリラックスバスが2床。さらに1床あるエステバスのジェット砲が半端ない。手すりをつかんでないと、流されそうになり、修行僧のごとく腰や腹に圧を受ける。たるんだ腹はへこみ、腰痛はサヨナラ。マジで快感だった。

 ドアを開けた先の露天風呂は、城壁風の壁に囲まれた40度。常連らしき年配客は目を細め、いい表情。こちらもポカポカしてきたので、サウナタイム始まりでーす。

 フックキーでドアを開けると、ほどよい熱さがジンワリと。グレーの耐火レンガとヒノキ造りの室内はストレート2段ベンチで、ギリ6人くらいか。マット敷きの上段にどっこいしょ。

 柵の奥には、グルグルとらせん状の鉄管が並んだ熱源が珍しい。ドライサウナというから遠赤外線ストーブかと思いきや、蒸気ボイラーだった。設定80度は温度計で90度でも、マイルドに感じるのは蒸気のせいかな。

 ベンチ正面には、ガラス窓越しに浴場が見えて明るい。ボイラー横の収納テレビは上段から見えないので、音だけ聞きながら汗を流すことに。これはこれで面白い。

 顔面にジリジリとくる熱さで深呼吸すると、かすかな鼻のチクチクが心地よい。12分計3分で玉汗が浮かんできて、6分で汗ダラッダラ。でも、まだまだ頑張れるぞ。時々、「シュウウ」とうなるボイラー音にテンションを上げ、1セット目は10分で退室した。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ