著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

東大の推薦入試制度が悠仁さまに有利に働きそうな理由… 足切りリスクが少ない農学部が確実

公開日: 更新日:

 推薦入試(学校推薦型選抜)による東大進学が最有力視されている悠仁さま。文Ⅰ~Ⅲ・理Ⅰ~Ⅲを受験する一般入試と違い、推薦は学部が募集する形をとっている。トンボの研究に熱心な悠仁さまが東大を選んだ場合、農学部を目指すのがほぼ確実。同学部には応用昆虫学研究室があるからだ。

「農学部なら悠仁さまにとっては、非常に有利ではないか。皇室という立場と関係なく合格する確率が高い」と予想するのは個別指導塾の経営者。この経営者は難関大の推薦を目指す生徒の指導も行っているが、農学部については「東大の他の学部に比べ人気がなく狙い目」と話す。

 東大農学部の推薦入試の募集人数は「10人程度」となっている。理学部も同じ10人だが、志願者数は農学部よりずっと多い。ここ3年で比較すると、22年農13人理28人、23年農21人理48人、24年農16人理40人となっている。農学部のほうがハードルはだいぶ低そうだが、楽勝というわけにはいかない。東大が推薦制度を導入してから9回の選抜が行われているが、農学部の合格者数が募集人数に達したことは一度もないのだ。今年の合格者は4人だった。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」