阪神&オリの優勝パレード代どうすんねん? 露骨な万博“抱き合わせ”で関西経済に負担押しつけ
2025年の大阪・関西万博の宣伝も兼ねて行われる阪神とオリックスの優勝パレード。11月23日の開催に向け、急ピッチで準備が進む中、ネット上では「誰が費用を負担すんねん?」との声が上がっている。
阪神が前回リーグ優勝した2005年、パレード運営費の約1.5億円は、テレビ放映権や寄付で賄われた。球団は資金を出さず、府や市の負担もゼロだった。今回も前回と同様、行政や経済界が中心となって「パレード実行委員会」を立ち上げ、個人や企業から寄付・協賛を募る。前回と違うのは、日本国際博覧会協会(万博協会)が噛んでいることだ。
関西経済連合会の松本会長は22日の会見で、パレードの予算について「頑張ってカネ集めますよ」と笑っていたが、府や市も入っている実行委からの“持ち出し”はないのか。前回のパレードと違って今回は、万博に向けた機運醸成でもあるからだ。
府にパレードの費用や負担の有無を問い合わせると、担当者は「実行委員会の構成も含め、費用についても明確ではなく、今のところ決まっているのはパレード開催の日付と場所だけ」(府民文化総務課)と回答した。