新型コロナワクチン秋接種がスタートしたが…反ワクチンの「陰謀論者」は消滅したのか?
新型コロナワクチンの秋接種が20日から始まった。オミクロン株派生型「XBB.1.5」に対応した改良型で、費用は無料。来年3月31日までとなるが、「へえ、そうなの」とスルーしている読者も多いのでは。
新型コロナワクチンも1回目、2回目接種こそ国内で1億人を超えたものの、3回目以降は漸減し、5回目3000万人台、6回目2000万人台……是非はさておき、世間の関心が薄れてきているのは間違いない。
都内で飲食店を経営する40代女性は「ひと頃は《ワクチンにはマイクロチップが入っている》とか《ディープステート(闇の政府)の計画のひとつ》なんて“陰謀論”で盛り上がっていたんですが」とこう続ける。
「コロナ禍で売り上げが激減し、気持ちも腐っていたせいで、私もちょっとした陰謀論の“信者”だったんですが、ビル・ゲイツがどうしたこうしたとデマを触れ回ったせいで友人も失って……夫婦仲が悪くなったなんて仲間もいましたけど、昨年あたりから反ワクチン団体が過激な行動を取るようになって、逆に冷めてしまったというか」