(16)この空気清浄機は化け物か! アイロボット社「Klaara p7 Pro」超ド級の性能
「連邦軍のモビルスーツは化け物か!」
アニメの有名なセリフですが、家電でも似た文句を吐きたくなる時があります。今回、世界初、日本で発表されたアイロボット社の空気清浄機「Klaara(クラーラ)p7 Pro」もそんな家電のひとつ。完全な「化け物」家電です。何が化け物かというと、その並外れた性能です。
アイロボット社は、ロボット掃除機メーカーであって、空気清浄機メーカーではありません。「初モデル」が「化け物」。そんなことができるのでしょうか? できるのです。理由は、紙パック掃除機と空気清浄機の構造が基本的に同じだからです。
紙パック掃除機は、吸引したゴミを紙パックが漉し溜めます。この紙パックをHEPAフィルターに替えたのが、今どきの空気清浄機です。
HEPAフィルターは、JIS規格でその性能が規定されていますので、HEPAフィルターと書いてある限り、フィルター差はありません。あったら大トラブルとなります。
そして、空気清浄機は、キーフィルターであるHEPAフィルターの寿命を延ばすため、「プレフィルター」、加えて臭い分子など、HEPAフィルターで除去できない化学物質を吸着するための「活性炭」を持ちます。