旧統一教会の“汚染議員”盛山文科相がまさかの初入閣、解散命令請求に踏み切れるのか
“汚染大臣”が教団にメスを入れられるのか──。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への解散命令請求を巡って注目された文科相ポスト。13日の内閣改造で初入閣した岸田派の盛山正仁衆院議員(69)が就任した。
文科省は解散命令請求に向け詰めの調査を進めている。要件を満たすと判断すれば、来月にも請求に踏み切る可能性がある。そのタイミングだけに、さすがに旧統一教会とは無縁の人物が文科相に就くとみられた。ところが、盛山新大臣は、旧統一教会と関係が深い議員なのだ。しかも、“関係”を公表するまでのプロセスがひどかった。
昨年9月、自民党は旧統一教会との接点について調査結果を公表。「議員本人出席で挨拶有り」の中に盛山氏の名前があった。3月に地元・神戸市内で開かれた関連団体の会合に出席し、挨拶までしていたのだ。
■当初は「接点ない」
なのに、その前に実施された共同通信や神戸新聞のアンケートには「接点なし」と回答していた。その後、神戸新聞の取材に、盛山事務所は、アンケート回答時には「教団側とは知らなかった」と言い訳している。