チョコを“ちょこちょこ”食べて健康に 高カカオで肝臓の働きを高める「最強の晩酌セット」
間食と言っても、実は「良い間食」もある。
その最たる例が、太りづらい低GIの食べ物でありながら、ポリフェノールをたっぷり含んでいる高カカオチョコレート(カカオ分70%以上)を取り入れることだ。
すずきこどもクリニックの鈴木幹啓院長がこう言う。
「チョコだけに“ちょこちょこ”っと食べるのがいいです。一度にたくさん食べるのではなく、朝起きて食べる『目覚ましチョコ』、3食の食事を取る前の『チョコファースト』、おやつとして、がんばっている自分に贈る『ごほうびチョコ』という具合に分けた方が好ましい。たとえば、小袋に入った市販の72%の高カカオチョコレートで、1ピース5グラムにポリフェノールが120ミリグラム以上含まれているものがありますが、これを5回摂取すれば1日の足りない分を補い、理想のポリフェノール摂取量に到達します。ポリフェノールは抗酸化作用が強く、生活習慣病予防にもつながります」
ポリフェノールは体内で蓄積ができず、摂取してから効果が続くのは3~4時間だそうだ。そのため「ちょこちょこ食べ」が理にもかなっているという。
「おやつの時間は14~16時がおすすめです。この間は、脂肪を蓄積するホルモンBMAL1の値が少なくなる。また効果的なおやつを取ると、夕食後の血糖値の上昇が穏やかになったという研究結果もあります。私自身、高カカオチョコレートによって4カ月で24キロのダイエットに成功したわけですが、ちょこちょこ取り入れたことでドカ食いもなくなりました」
こまめに摂取するといっても、食べ過ぎればその分カロリーは増える。
「厚労省は間食の目安として1日約200キロカロリーをうたっています」
取りすぎには気を付けるように。