失明したNZの80歳女性が腰痛治療で視力回復のナゾ…「奇跡としか言いようがない」

公開日: 更新日:

 緑内障で視力を失ったニュージーランドの女性が、それとは別の腰痛治療の実験に参加したところ、なぜか視力が回復。「偶然の奇跡」と話題になっている。

 注目を集めているのはダニーデン出身のノンフィクションライター、リンリー・フッドさん(80)。12年前に緑内障のため視力を失った。2020年にリンリーさんは転倒して骨盤を骨折。以来、ひどい腰痛に悩まされていた。

 しかし人生、何が幸いするか分からない。リンリーさんは昨年、事故をきっかけにオタゴ大学の慢性疼痛治療研究プロジェクトに参加。脳への電気刺激で痛みを緩和する研究だ。

 プロジェクトで、参加者は電極が配線されたヘルメットを着用し、2つのグループに分かれる。脳への電気刺激を受ける“本命”のグループと、頭皮に表面的な刺激しか受けないプラセボ(偽薬)グループだ。

 リンリーさんはプラセボグループに参加。4週間の実験の結果、なぜか視力が完全回復してしまったのだ。回復した原因は全くのナゾ。

 プロジェクト共同リーダーのひとりは「奇跡という言葉は科学の世界ではあまり使いませんが、奇跡としか言いようがありません。偶然の奇跡です」と地元メディアに語った。リンリーさんはすっかり諦めていた著作活動を再開している。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速【一覧表あり】

  2. 2

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  3. 3

    悠仁さまの処遇めぐり保護者間で高まる懸念…筑付高は東大推薦入試で公平性を担保できるのか

  4. 4

    自民ベテラン“ドサクサ駆け込み世襲”に批判続出!桜田義孝元五輪相は長男内定まさかの失敗

  5. 5

    萩生田光一氏がひろゆき氏に激オコも国民冷ややか…“再就職先”に「加計学園」浮上も居場所なし?

  1. 6

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  2. 7

    石破首相「裏切り解散→10.27総選挙」で国民の恨みを買う!学校行事と“丸かぶり”投開票日に批判殺到

  3. 8

    石破首相の「裏金議員=非公認」に旧安倍派から“恨み節”のトンチンカン…世論は《一人残らず落選した方がいい》

  4. 9

    教団とズブズブ自民党・萩生田光一ついに落選危機…最強刺客“統一教会キラー”が東京24区に参戦

  5. 10

    日本人のパスポート保有率17%に低下の衝撃…旅行業界が危機感露わ「新成人に無料配布を」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  2. 2

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  3. 3

    世界戦略を重視する名門ヤンキースが巨人・岡本和真に熱視線!両者は《相思相愛》との情報も

  4. 4

    谷原章介長男の芸能界挑戦で改めて感じる器の大きさ…実父・いしだ壱成と共演の可能性も

  5. 5

    阪神フロントすでに来季組閣に着手 藤川次期監督の「右腕」ヘッドコーチ候補5人の名前

  1. 6

    これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速【一覧表あり】

  2. 7

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 8

    次女・石橋静河強し!ドラマ界席巻する“石橋ファミリー”が乗り越えた「21年前の隠し子騒動」

  4. 9

    ジャンポケ斉藤慎二 ロケ車内での性的行為には“常習説”…吉本契約解除は「トカゲの尻尾切り」

  5. 10

    ジャンポケ斉藤慎二 書類送検で「メンバー」呼ばわりに識者が疑問呈す…ピン芸人なら何と報じる?