安倍昭恵夫人は岸・安倍両家と“決別”か…元首相の遺産「相続手続き完了」の気になる中身
安倍元首相の死去から10カ月──。安倍元首相名義の資産は相続手続きが完了したという。そこから見えてくるのは、昭恵夫人と岸・安倍家との距離だ。
15日発売の週刊ポストが〈安倍家の「相続」最終結論〉との見出しで報じている。記事によると、昭恵夫人は夫との思い出が詰まった山梨県鳴沢村の別荘を一度相続したが、2022年11月に安倍の実兄・寛信氏に贈与。「資産価値20億円」といわれる東京・渋谷区の私邸は、もともと寛信氏と安倍元首相の母・洋子さんが所有しており、相続の対象外だが、相続のタイミングに合わせたかのように、土地と建物の全ての権利が寛信氏と、氏の資産管理会社に移されたという。
一方、昭恵夫人は、山口県下関市の邸宅と安倍家代々の墓所がある長門市の土地を相続。また、安倍元首相が代表を務めた政治団体「晋和会」を引き継いだ。資産価値のある別荘を譲り、夫の選挙区内の土地・建物だけを相続するのは、岸・安倍家との“決別”にも見える。安倍家に詳しい関係者はこう言う。