植草美幸
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植草美幸恋愛・婚活アドバイザー

恋愛・婚活アドバイザー。1995年、アパレル業界に特化した人材派遣のエムエスピーを創業(現・代表)。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数 も1000件以上を数える。著書は「ワガママな女におなりなさい 『婚活の壁』に効く秘密のアドバイス」(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみ氏との共著、青春出版社)、「結婚の技術」(中央公論新社)など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。

「結婚=NO就業」成婚できないアラフォー女性が洗脳される“昭和親”の価値観

公開日: 更新日:

 アラフォー世代の親は60~70代が中心です。母親が結婚・出産した40年近く前なら、専業主婦になる女性がメジャーな価値観の世代だったともいえます。娘も結婚したら仕事を辞めて家庭に入り、家事や子育てに専念したほうが幸せだと考えているのです。そんな親に洗脳され、その価値観を共有している女性たちはアラフォーになっても、「結婚=永久就職」で夫の稼ぎでラクに暮らせると思っているケースが少なくありません。

 38歳の会社員のA子さんは、7歳年上で意中の男性から真剣交際の申し込みを受けました。私が「申し込みを受けますか?」と聞くと「はい」と即答しましたが、1つ不安があるというのです。彼女は、「彼、私に毎月いくらお金を使ってくれるのでしょうか?」と真顔で尋ねてきました。

 A子さんは趣味で茶道と華道を10年ほど続けていました。着物や道具などお金がかかるため、稼ぎの大半を趣味に使っていたようでした。

 私が「いくらお金を使ってくれるって、どういう意味ですか?」と確認すると、彼女は「結婚したら仕事を辞めて茶道と華道に専念したい」と言いました。A子さんの母親は結婚後に退職し、専業主婦として、子育てと趣味に時間を使っていました。その姿を見ていた彼女は、40歳近くなっても男性に養ってもらえると思っていたのです。

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