ホリエモンvsカリスマ教育ママ…噛み合わない「チャットGPT論争」がどこまでも不毛なワケ
昨年11月にアメリカの人工知能開発機関「OpenAI」が発表した対話型チャットボット「チャットGPT」。回答の驚異的な精度が話題を呼び、破竹の勢いで世界を席巻。日本政府も「AI戦略チーム」を立ち上げて活用法を模索している。
あらゆる産業の枠組みを激変させる可能性を秘め、「インターネットの登場以来の衝撃」とまで評されるチャットGPTだが、いま教育現場での使い方を巡って激しい議論が勃発している。
発端となったのは、4人の子供全員を大学入試の最難関である東大理Ⅲに現役合格させた実績から、教育評論家として多数の著作を持つ"カリスマ教育ママ"の佐藤亮子さんの発言。
4月11日にNewsPicksが公開した「チャットGPTは教育の敵か、味方か?」と題した討論番組で、他の出演者が教育現場への導入に肯定的な中、佐藤さんはフリップに「18才までには、恐るべき敵」と記し、チャットGPTについて次のような懐疑的な見方を示した。
「教育で使うんだったら、12歳までと中高と大学と一般人と分けないとダメだと思う」