34歳の女性が結婚を焦るワケ…子どもを求める男性は「美人で性格のいい35歳」より「普通の30歳」を選ぶ
2020年国勢調査によると、生涯未婚率(50歳時未婚率)は、男性の25.7%、女性の16.4%(外国籍者を含む総数による)だった。これは、大正時代に国勢調査が始まって以来の過去最高記録で、男性の4人に1人、女性の6人に1人が生涯独身となる。生涯未婚率は、厳密にいうと、50歳の未婚率ではなく、アラフィフ(45~49歳と50~54歳)の未婚率の平均値を示している。こうした現実を目の当たりにし、結婚相談所には、危機感を抱いたアラフォー世代が駆け込んでくるという。「40歳前後の婚活」と現実とは──。
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年齢を理由に結婚を焦るのは、女性が圧倒的に多いです。女性は生物学的に出産のリミットがあるためですが、具体的には3つの壁があります。「29歳」と「34歳」、そして「39歳」の壁です。最も駆け込みが多いのが、30歳を前にした女性です。初婚の平均年齢は、男性が31.2歳、女性が29.6歳とされていますけど、実際に結婚相談所で成婚する方々を日々みたり式場にも取材すると、結婚年齢は26歳前後が一番多い層ですね。最近は30代後半や40代、50代で初めての結婚をする方も増えているので平均年齢は上がっていますが、20代で結婚する方は決して珍しいわけではなく、今の時代も多いです。