3人に1人は老後もシングル…生涯現役で働き続ける6つのメリット
50歳時シングルの割合は、男女ともに約3割(「人口統計資料集2022年版」/国立社会保障・人口問題研究所)で、15年比で5%以上も上昇している。未婚や離婚、死別など理由はさまざまだが、3人に1人は老後もシングルという時代になってきた。
■貯蓄と年金だけでは…
一方、貯蓄額は50代で130万円、60代460万円、70代800万円(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査・単身世帯・令和3年」)となっている。金額だけを見れば、少々心もとない。
受け取れる年金額はどのくらいか。
20年度で見ると、国民年金が平均で5万円半ば。男女差は5000円程度だ。厚生年金は男女差が大きい。国民年金を含む金額は、男性16万4700円、女性10万3800円だ。
いくらシングルとはいえ、この貯蓄額と年金額を見ると、やはり生活は楽ではない。
もっとも身軽なおひとりさまなので、セカンドライフは、仕事を継続して収入を確保する人が多いのかもしれない。というよりも、働き続けるしかない。