しょぼくなった「全国旅行支援」 独自の“上乗せ”のある県を狙えばまだまだお得!

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 観光庁が「全国旅行支援」を4月以降も延長することを発表した。GW期間中(4月29日~5月7日)とG7開催中の広島県は対象外で、予算がなくなり次第、終了となる。延長の期間は自治体により異なるものの、6月末までとしているところが多い。今回は支援額が少ないので、独自の上乗せをしている自治体が狙い目だ。

■予算が余った? 4月以降も割引を延長

 アウトドア情報サイト「TAKIBI」のアンケートによると、昨年に全国旅行支援を利用して旅行した人は36%。利用が少なく予算が余ったため、観光庁は3月までとしていた支援を4月以降も延長すると決めた。

 とはいえ、47都道府県が一斉に延長するわけではなく、その期間についても青森県は6月30日までとする一方、同じ東北でも宮城県は7月21日までとバラつきがある。埼玉県、大阪府などは延長の有無について未発表のままだ。

 というわけで、旅行や宿泊予約する際は行きたい県の動向や延長期間をチェックするよう心がけたい。さらに、じゃらんなどのOTA(予約サイト)やJTBなどの旅行代理店は、それぞれ扱っている県が違うケースがあるので注意したい。逆にじゃらんでは「売り切れ」となっていても、他の旅行サイトや宿泊施設へ直接予約すれば販売されていることが多い。

■どれくらいお得なのか?

 では、全国旅行支援を利用するとどれくらいお得になるのか?

 現在は一律20%(上限はパック旅行5000円、宿泊のみ3000円)の割引と、地域クーポンが平日2000円(休日は1000円)もらえる。仮に沖縄2泊3日5万円のパック旅行であれば、旅行割引5000円×2日分、クーポン2000円×2日分(平日)の1万4000円がお得となり、実質3万6000円で旅行できるわけだ。助成を受けたい場合はワクチン接種歴(3回以上)かPCR検査の陰性証明、さらに身分証が必要となる。

 とはいえ、最大1万4000円が補助されていた頃に比べると、割引額は明らかにしょぼくなっている。そのため、国の支援とは別に独自の上乗せをしている都府県が狙い目になりそうだ。

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