ルフィ模倣犯「ゾロゾロ出没」の深刻 スキーム“開示”で闇バイトの強盗殺人が後を絶たない
ルフィグループが関与したとされる広域強盗事件は、14都府県で50件以上に及ぶが、その他にも全国で「闇バイト」を使ったタタキ(強盗)が相次いでいる。
北海道警帯広署は20日までに、札幌市内の貴金属販売店に侵入し高級腕時計を盗んだとして、帯広市の高校生の少年(16)と旭川市の通信制高校の男(19)を建造物侵入、窃盗などの疑いで逮捕した。2人は別の旭川市の高校生(18)らと共謀。先月1日午前3時50分ごろ、札幌市内の貴金属販売店のショーウインドーを工具で破壊して侵入し、高級腕時計41点(約1700万円)を盗んで逃走した。
18歳の高校生らが盗品を換金するため、帯広市内の貴金属買い取り店に持ち込んだところ、店に通報され逮捕。16歳と19歳の高校生の関与が判明した。2人はいずれもインスタの「闇バイト」を通じて知り合い、2人に犯行を命じた「指示役」がいるとみられている。
■SNSで簡単に実行でき、逮捕のリスクも低い
これまでに逮捕されたタタキの実行役の多くが、SNSの「闇バイト」に応募した若者だ。一連のルフィ事件が社会問題化しているというのに、なぜ闇バイトのタタキが後を絶たないのか。