投資の世界で重要な「平常心」、相場は人間心理と逆方向に動くもの
「火事だ──!」
昼寝をしている私の部屋に煙が舞い込んできた。
「何か燃えてる!」
これはタダ事ではない。慌てて階段を下り、カミさんにその緊急事態を告げる。すると、カミさんは平然と、こう答えた。「えっ、今、ゴミ燃やしてるだけだよ。なんか悪い?」と……。
問題はそこではない。燃やしている場所だ。台所で行われていることだ。カレーを作るときの深い鍋に、ゴミをたくさん入れ、シレッと燃やしていたのだ。ちょうど台所の上に私の部屋があり、窓の隙間を通って煙が侵入してきたというわけである。
「そうか、そういうことか……」
次の日、台所で奇妙な物を発見した。それは3パックのツナ缶だ。最上部のビニールを開け、具だけを上手に取り出している。
「これ、そのあとどうすんだよ」
さらに翌日、衝撃が走った。その最上部が「灰皿」と化していたのだ。ずぼらなキッチンスモーカー。