インバウンド復活でメルカリに外国人増加、取引でトラブルも…売買で注意するべきことは?
繁華街や観光地は賑わいを取り戻しつつある。2月の訪日客数は147.53万人(2019年比56.6%=JNTO発表推計値)と回復途上に。一時150円を突破したドル円相場も最近は円高傾向にあるが、高級ブランド店や家電量販店だけでなく中古品店も大盛況。外国人にとって日本は“買い物天国”に変わりない。
そんな中、個人間取引サービスのメルカリにも外国人とおぼしき影が。
30代の男性会社員は「状態のいい中古品を市中より安く買えるからか、日本滞在中と思われる外国人、特にアジア人に遭遇することが増えています。翻訳アプリを使って日本語で値切ってくるケースもあります」と話す。
洋服やバッグ、デジカメ、ゲーム、腕時計、化粧品などが人気らしいが、習慣の違いからか、トラブルに見舞われることも少なくないという。
「純粋な買い物として利用するケースももちろんありますが、転売ヤーはまだしも、アプリを通さず取引を持ちかけられてトラブルになったケースなどをネット上で見聞きします。一見、外国人だと見分けがつきにくいですが、プロフィルや商品の説明が翻訳サイトを使ったようなたどたどしい日本語の場合、注意が必要です」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)