歩き回った初びわこボートの一日 怒涛の11打数8安打の猛打賞
初打ち(2)
1月第2週はびわこボートのプレミアムGⅠ「ボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBC)」と、和歌山競輪「GⅢ和歌山グランプリ」の日程(12~15日)が重なった。びわこは13日の2日目、和歌山は14日の3日目の連チャンとなった。和歌山はユーチューブ「勝ち上がりTV」に出演し、まーちん&おしゃすのコンビと車券バトルをやることになっていた。
13日、びわこ。前乗りしてふな寿司と考えていたが、アテもないので断念し、朝7時過ぎの新幹線で出かけることに。京都から湖西線を乗り継ぎ、大津京駅で大阪の担当ボート君、代理店のFさんと待ち合わせし、無料バスでレース場へと向かった。まず、事務所にご挨拶に。
名古屋を過ぎたあたりから新幹線の車窓は濃いモヤに遮られ、米原辺りでは風景が消えた。ボート場もモヤがかかっていてよく見えない。
ボート君は「晴れた日はホームスタンドから琵琶湖の向こう岸がくっきり見えて奇麗なんですわ」「今日は割と暖かいんでね、水面から湯気が上るんですわ」と言いながら場内を案内してくれた。1Rをスタート地点から観戦したが、1マークの辺りがかすんでいてよく見えない。それぐらいモヤが濃い。
ボート君とFさんは所用で引き揚げたので、2Rから1人気合を入れて。BBCはGⅠでも、格上のプレミアムGⅠ。21年までは12月に行われていたが、今年から開催が1月に変わった。初日から3着までに入って勝ち上がった選手が、あみだくじで枠順を決める決勝戦を走る、唯一トーナメント形式で行われるGⅠでもある。BBCの前にはBBCシリーズとして参加選手が走るレースも組まれる。参加選手は暮れのSGグランプリを走った豪華なメンバーがズラリ。
3R、4Rと連続ドボン
2R。初日3コースから2着発進と好調な毒島が5枠だが、狙いはここだろう。だが、届かないことも考え、①②④⑤のボックスに(100円ずつ)。
スタート地点の上にある4階のレストランでサクサクのエビフライ7本入り「ビナちゃんカレー」(写真)を食べながらの観戦。1マークはよく見えないが、バック直線では内の毒島が伸びてトップに。結果は3連単⑤②①1万20円。万シュウ、ゲット。幸先よしと喜んでいたら、3R、4Rと連続でドボン。
しかし、ここからの巻き返しはまさに怒涛のごとく。5Rは①③⑥2040円を300円、6R860円を300円、7Rドボン、8Rは2点勝負で①②⑥880円を1000円。
9RからがBBCの準々決勝戦。①④⑤1510円を300円、10R①④②1100円を400円。ここで一休み。2階のレストランで「じゃこ天うどん」をかき込もうとしたら火を落とした後だという。揚げたてをうどんにのせているらしい。物欲しそうな顔をしているのがわかったのだろう、察したおばさんが「火を戻して」と奥に声をかけ作ってくれた。アツアツでうまし。びわこボートの名物だ。
11Rは2回走りの毒島登場。2Rの万シュウのお礼も兼ね毒島を買ったら、再びゲットー。③①④1990円を400円。最終12Rはディフェンディングチャンピオンの丸野一樹1着の①②③870円を100円。
11打数8安打の猛打賞。この間、スタート地点から1マークまで何往復も。歩き回った初びわこボートの一日が終了した。
それから、和歌山まで足を延ばすため、湖西線、新幹線、南海電車を乗り継いだ。滋賀、京都、大阪、和歌山と4府県をまたぐ大冒険(?)の一日でもあった。
(峯田淳/日刊ゲンダイ)
■データ(歩数計)
1万4471歩