「防衛費増額の必要性は怪しい話」陸自は半減させても問題ない、対中国戦には役立たない
昨年末「安保関連3文書」を閣議決定した岸田内閣は、防衛力の抜本的強化には、防衛費の増額も、防衛費増税も必要だと主張している。
しかし、防衛費の増額は、本当に必要なのだろうか。それは、かなり怪しい話だ。
なぜなら、無駄を残したままでの増額だからだ。そして、浪費を続けるための増税だからである。
具体的に、どんな無駄があるのか、なにが無駄なのか確認していきたい。1つは、対中国戦では役に立たない陸上戦力の放置だ。2つ目は失敗必至の国産新戦闘機の開発。そして3つには無駄の多い自衛隊組織の整理未着手である。
この3つを整理するだけで増額は必要なくなり、現状の5兆円台の防衛予算でも、6.8兆円以上の軍事力を整備できるはずである。
なかでも陸上自衛隊の縮小は極めて有効だ。
中国との対峙は、軍事面では海上自衛隊の軍艦や航空自衛隊の戦闘機で行われることになる。戦車や大砲の出番は、全くあり得ない。