官邸内で“ドラ息子”翔太郎氏の更迭論が浮上…岸田首相の切りたくても切れない「裏事情」の根深さ

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 問題息子を切るのか──。1日の衆院予算委員会で野党の追及が集中したのは、やはり、岸田首相の長男で政務秘書官を務める翔太郎氏の“諸国漫遊”問題だった。先月中旬の岸田首相の外遊に同行し、現地で公用車を乗り回して観光三昧。老舗百貨店で閣僚のお土産にブランドネクタイやハンカチを購入していた一件だ。

 翔太郎氏の“買い物”について岸田首相は「さまざまな指摘を頂いており、今後、適切に対応しなければならない」と答弁。政務秘書官に登用したことの妥当性については「政治家としての活動をよく知る人間を採用することは大変意味がある」と説明したが、ひきつった笑みを浮かべ、総理大臣席では天を仰ぎ、明らかにお疲れの様子だった。これ以上、身内の問題を追及されたくないのだろう、ここへきて、官邸内で“長男更迭”論が浮上しているという。

「衆院予算委の2日目だった1月31日、総理は早朝6時から2時間以上にわたって、木原官房副長官と面会している。“翔太郎問題”の対策を協議したとみられています。翔太郎氏が問題を起こすとは想定外だったのでしょう。マスコミに狙われるのは明白なのに、翔太郎氏はあまりに軽率すぎる。官邸内では『そろそろ潮時では』という声が上がっているといいます」(官邸事情通)

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