岸田首相長男「公用車で土産購入」問題に官邸“犯人捜し”血眼の笑止…躍起になるほど墓穴
岸田首相の外遊先で長男の翔太郎秘書官が公用車を使って観光や土産購入をしていた問題が、全閣僚に飛び火だ。土産について聞かれた岸田首相が「全閣僚に買った」と答えたからである。
■「ポケットマネー」で「プライベート」なのに公務?
31日の衆院予算委員会で、岸田首相は土産に何を買ったかは明かさなかったが、「私自身のポケットマネーで購入したということは間違いない」と言い、「政治家としての首相の土産を購入する。これも政務秘書官の本来業務に含まれ得る」と説明。土産の購入が公務なのかと問われると、「本来業務、すなわち公務だと思う」と話した。
岸田首相が「全閣僚に」と言ったため、31日の閣議後会見では土産関連の質問が続出。松野官房長官や林外相、加藤厚労相ら多くの閣僚が岸田首相から土産を受け取ったことを明らかにした。ただ、何をもらったかについては一様に歯切れが悪い。
「中身につきましては、プライベートに関わることでありますので……」(鈴木財務相)
「言ったら角が立つのではないか」(高市経済安保相)
「他の閣僚が何を頂いているか分からない」(河野デジタル相)
「プライベートなことなので、お答えは控えさせていただきたい」(後藤経済再生相)
土産は高級ネクタイやハンカチだったとも報じられているが、「ポケットマネー」で「プライベート」なのに公務と言い張るのは、やはり無理があるのではないか。