滝田誠一郎
著者のコラム一覧
滝田誠一郎ノンフィクション作家

1955年東京都生まれ、青山学院大法学部卒。ヒューマン・ドキュメンタリー作品を数多く手がける一方で、ジャーナリストとして雇用・人事問題を取材。著書に「開高健名言辞典 漂えど沈ます」(小学館)、「消せるボールペン30年の開発物語」(小学館新書)、「IT起業家10人の10年」(講談社)などがある。

電巧社 中嶋乃武也社長(1)「不思議なもの、怪しいものが大好きなんです」

公開日: 更新日:

手品

 電巧社(1928年創業)はビル用電気設備や産業用電気品、IT機器などを幅広く扱う電気商社であり、配電盤メーカーでもある。さらに空調・電気工事、ソフトウエア開発、省エネ支援等々、電気に関わる製品とサービスを提供している会社だ。

 名付けて“電気のコンシェルジュ”──。この言葉は同社の行動指針であると同時に、登録商標にもなっている。同社の社長である中嶋乃武也さん(1960年生まれ)の趣味は手品(マジック)。経営者であると同時に手品師、マジシャンでもあるわけだ。

「私は手品だけでなく、不思議なもの、怪しいものが大好きなんです。手品って見ているだけでは手品なのか、本当の魔法なのか、超能力なのか、あるいは催眠術なのか分からないじゃないですか。タネ明かしされてはじめて、それが手品だと分かる。手品を熟知している私が見ても、タネが分からない、手品では説明できないようなときもある。

 それは単に私が知らない手品なのかもしれないけれど、もしかしたら魔法や超能力なのかもしれないじゃないですか。そういう不思議な世界、怪しげな世界が好きなんですね。だから、自分が人前で手品を披露したときも、『上手ですね』って言われるのではなく、『不思議だ』って言わせたい。これが私の密かなこだわりなんです」

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