自民・茂木幹事長はサル以下?「児童手当に所得制限」主張の過去、今さら「反省」で火に油
「反省だけならサルでもできる」ーーかつて、こんなCMがお茶の間で話題となった。
調教師がサルに「反省!」と叫び、それに応じてサルが頭を下げるーー。そんな姿だったが、もちろんサルは「反省」などしているはずがない。あくまでも「フリ」「ポーズ」なのだが、それと同じ姿と言えるのが自民党の茂木敏充幹事長(67)。
同幹事長は25日に行われた岸田文雄首相(65)の施政方針演説に対する衆院代表質問で、「児童手当の所得制限を撤廃すべきだ」などと発言、本会議場にどよめきの声が広がった。というのも自民党は野党時代、旧民主党政権が掲げた「所得制限なし」の子ども手当を「バラマキ」と猛烈に批判。とりわけ茂木幹事長はその急先鋒として、国会で、「所得制限が必要」と強く訴えていた人物だったからだ。
茂木幹事長は1月29日のNHK「日曜討論」に出演した際、立憲民主党の岡田克也幹事長(69)から、自民党が所得制限を主張していたことを踏まえつつ、「反省してください」と指摘されると、少しも悪びれる様子も見せず、「反省します」とすぐに返答。そのえで、改めて岸田首相の「異次元の少子化政策」をめぐり、「時代の変化に応じ、必要な政策の見直しを躊躇なく行う。一緒にやりましょう」などと呼びかけたのだが、冗談ではない。