福岡ストーカー刺殺容疑者はなぜ「顔に力が入っている」のか?
惨劇から10日余り。福岡市で発生したストーカー刺殺事件で逮捕された飲食店従業員の寺内進容疑者(31)は「相手のほうも悪い」「態度が気に食わなかった」などと供述し、被害女性(当時38)に対する謝罪の言葉は、とんと聞こえてこない。
身勝手極まりない寺内容疑者のSNSにアップされた顔写真がこれまで繰り返し何度も報じられ、ネット上には、〈どれも顔に力が入っていて怖くなってくる〉なんて書き込みも。確かに写真の中の寺内容疑者は目線を外していたり、表情が硬い、顔がこわばっているように見えるものが多い。
明大講師の関修氏(心理学)が「あくまで一般論ですが」と前置きしてこう言う。
「他人と目を合わせて話ができないのと同じで、目線を外すタイプはどこか対人関係に恐怖や不安を感じていたりします。一方で、そういうコンプレックスを抱えた小心者の自分を見透かされたくないからと、虚勢を張ったりする。表情がこわばるのはそのせいで、自分を強く見せたがります。ある意味、人間関係において常に緊張を強いられているともいえますね」