多発する闇バイト強盗事件の背景に貧困問題…SNSで「ありがとう自民党政治」拡散の皮肉

公開日: 更新日:

「闇バイトに応募した。強盗をするために集まったメンバーで、互いに面識はなかった」

 関東などで相次いでいる強盗事件で、警視庁に逮捕された実行犯の男はこう供述しているという。

 これまでの捜査で、指示役とみられる人物がツイッターやインスタグラムなどで「高額報酬」「即日入金」をうたって実行役を募り、強盗などを繰り返させているとみられている。

「闇バイト」で集まった複数の実行犯は、指示に従って「標的」とされた民家の窓ガラスなどを壊して侵入。家人の手足を結束バンドで縛って暴行を加え、お金や高級時計などの金品を強奪する――という残忍で卑劣極まりない犯行手口だ。

 テレビのワイドショーなどでは、コメンテーターらが「逮捕されている実行犯は若者ばかり。なぜなのか」「どうして若者は安易な闇バイトに応じてしまうのか」などと首をかしげている場面が少なくない。

 こうした中、事件に対する感想としてSNSなどで見られるのが《ありがとう自民党政治》、《自民党の腐敗政治のおかげ》といった皮肉交じりの投稿だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    山口達也さんの“再出発”に賛否…TOKIOを連想させる「社名」にドン引きするファンも

    山口達也さんの“再出発”に賛否…TOKIOを連想させる「社名」にドン引きするファンも

  2. 2
    西武・源田壮亮やはり無念の離脱…松井監督も苦悩する「WBC制覇」の大きすぎる代償

    西武・源田壮亮やはり無念の離脱…松井監督も苦悩する「WBC制覇」の大きすぎる代償

  3. 3
    中村倫也の“水卜アナいじり”がモラハラ気味でプチ炎上も…女性からは擁護が圧倒的なワケ

    中村倫也の“水卜アナいじり”がモラハラ気味でプチ炎上も…女性からは擁護が圧倒的なワケ

  4. 4
    「罠の戦争」健闘するも…フジ冬ドラマ不振がキムタク「教場0」の“おぜん立て”という皮肉

    「罠の戦争」健闘するも…フジ冬ドラマ不振がキムタク「教場0」の“おぜん立て”という皮肉

  5. 5
    Kōki,と工藤静香の“セレブ母娘”はどうする? 小松菜奈が「シャネルの顔」大抜擢の快挙

    Kōki,と工藤静香の“セレブ母娘”はどうする? 小松菜奈が「シャネルの顔」大抜擢の快挙

  1. 6
    武田鉄矢まさかのガーシー擁護…「金八先生」のイメージ完全崩壊で宮迫博之と同レベルに?

    武田鉄矢まさかのガーシー擁護…「金八先生」のイメージ完全崩壊で宮迫博之と同レベルに?

  2. 7
    ロンブー淳「ガーシー逮捕状」に沈黙貫く…番組出演促す発言、BTS詐欺擁護で問われる責任

    ロンブー淳「ガーシー逮捕状」に沈黙貫く…番組出演促す発言、BTS詐欺擁護で問われる責任

  3. 8
    「ペンギン池落下」で最も迷惑なのは春日俊彰? カンニング竹山ら先輩の「擁護」が逆効果

    「ペンギン池落下」で最も迷惑なのは春日俊彰? カンニング竹山ら先輩の「擁護」が逆効果

  4. 9
    長澤まさみ美脚を惜しげもなく披露 「シン・仮面ライダー」ショッカー怪人役で圧倒的存在感

    長澤まさみ美脚を惜しげもなく披露 「シン・仮面ライダー」ショッカー怪人役で圧倒的存在感

  5. 10
    高市早苗氏は地元や総務省から総スカン…捏造発言は職員への「配慮」と主張の支離滅裂

    高市早苗氏は地元や総務省から総スカン…捏造発言は職員への「配慮」と主張の支離滅裂