名古屋のホームレス女性に嫌がらせ…弱者を動画のネタにする愚か者がいなくならない理由
18日、SNSで一気に拡散された動画に、不愉快な思いをした人は少なくなかった。
<酷い。ホームレスの人にドッキリみたいなの仕掛けて、日本人の民度も落ちるところまで落ちたな><配信したヤツを早く警察に突き出せ>
若い女性が名古屋市内のコンビニにホームレスの女性を誘いこんで、食料品など好きなものを買い物かごに入れさせ、いざレジで会計となったところで置いてけぼりにして、困惑した様子を動画で配信。この動画が今、炎上している。
「ホームレスの女性は、この界隈ではあだ名までつけられるなど知られた存在で、たびたび動画のネタにされていました。コンビニで何かを買ってもらうことにも慣れていたようで、それを逆手にドッキリのように仕掛けた動画であることがわかります。配信した女性はケラケラ笑いながら悪びれた様子もありませんでした」(地元関係者)
爆発的に視聴回数を稼ぐ、いわゆる「バズ」を狙って弱い者をネタにしたり、人を困らせたりする動画は昔からあった。
「回転寿司で他人が注文したものを勝手に取って食べたり、バイト先で注文の品にいたずらをしたりと、悪ふざけ動画というのは、昔から若い人を中心に発信されていました。ただSNSの普及で、可視化、拡散されやすくなり、すぐに炎上して配信者が特定され、社会的に制裁を受けやすい状況になっています」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)