麻生副総裁が地元でペラペラ「少子化の最大原因は晩婚化」の的外れ!データでもはっきり
昨年9月に公表された国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」でも実態が明らかになっている。
未婚者に聞いた「女性のライフコース」の理想像は、男女ともに「仕事と子育ての両立」が初めて最多になったほか、男性側の結婚相手の条件で、女性の経済力を重視または考慮(48.2%=前回41.9%)するようになった。さらに未婚者では「結婚したら子どもを持つべき(賛成)」が、女性では前回調査(2015年)の67.4%から36.6%に、男性では75.4%から55%へ減少している。
一方、夫婦に聞いた調査によると、夫婦の平均予定子ども数は横ばい(2.01人)。だが、理想の数の子どもを持たない理由の最多は「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」であった。
未婚者、既婚者ともに結婚や子育ての経済的な負担は足かせになっている。麻生副総裁は「晩婚化だから」とまるで国民のせいだとでも言いたげだが、その原因を作った罪は重い。