麻生太郎副総裁「岸田は頼りない」“皮肉発言”は故意なのか? “キングオブ老害”の腹の底
つい余計なことを口走ってしまうのか。
自民党の麻生副総裁が15日、地元の福岡県で講演し、岸田首相の政権運営について「岸田という『あまり頼りがない』と言われた人の下で、間違いなく日本は世界の中で地位を高めつつある」と発言。岸田首相が防衛費倍増を決めたことについて、「安倍元首相が夢にまで見た数字をさっと決定した。(メディアが指摘する)リーダーシップがないという理由はどこにあるのか」と、持ち上げているのか、バカにしているのかハッキリしない“岸田評”を披露した。
これに、ツイッターでは〈相変わらず何を言っているか分からない!〉〈異次元のホラ〉〈お前は、黙っておれ!〉と批判が続出している。
麻生氏は9日にも福岡県内の講演で防衛費倍増と増税について、「もっと反対の反応が出てくる可能性もあると覚悟して臨んだが、多くの国民の理解を得た」「増税があるかもしれない」と放言。この時もSNSでは〈理解なんかしてない〉〈キングオブ老害〉とブーイングが飛び交っていた。
「麻生さんの発言は基本的に『岸田はよくやっている』という趣旨だとは思います。ただ、『頼りない』『リーダーシップがない』という単語にわざわざ触れる必要があったのか。麻生さんの“盟友”である甘利前幹事長も昨年12月の党税制調査会の会合後、報道陣に半笑いを浮かべながら『岸田総理は巷間“決断できない”と言われるが、すごい決断をされた』と麻生さんと同じように、褒めているのかクサしているのかよく分からない発言をしていた。岸田総理としては『余計なこと言わなくてもいいのに』という思いでしょう」(自民党関係者)