肉厚4センチ! 令和の新名物「焼カツ丼」究極の柔らかさが実現できた秘密とは?
「とんかつ丸七」(東京・門前仲町)
2023年の幕開けは新時代の行列グルメ「焼きカツ丼」から始めよう。文字だけ見れば、揚げずに焼いたヘルシーカツ丼と思いますよね? NO! “焼いた卵”と揚げた“トンカツ”を丼にしているから「焼きカツ丼」。東京・門前仲町に本店がある「とんかつ丸七」の名物丼だ。
カツ丼といえばトンカツをダシで煮て卵でとじるのが王道だが、こちらは“卵でとじない”進化系スタイル。さあご覧ください、ふわとろ半熟卵の上にドカンとのった分厚いカツのド迫力を。これが「令和のカツ丼」として人気沸騰中なのだ。
実は21年8月に開業した本店(現在はテイクアウトのみ)は普通のトンカツ店だったが、当時、ランチで出していた焼きカツ丼が評判を呼び、わずか2カ月後に専門店に変えたという。
方針転換の決断力にアッパレだが、その後の快進撃もまあすごかった。1年で東京・静岡にフランチャイズも含めて計7店を出店。昨年7月に本店と同じ門前仲町にオープンした「深川不動店」は、週末になると2時間待ちはざら、テイクアウトを含めて1日約150食が出る。長部良美店長が人気ぶりを話す。