糖尿病にならない食事とは? 「ごはん減&おかず増」なかでも柑橘類がおすすめ
そもそも「糖質制限」というと、何か特別な食事のように聞こえますが、要するにごはん・パン・麺類などの主食に偏りすぎている食事パターンの見直しが主眼です。
主食を適度に減らした分だけ、肉類・魚類・大豆(大豆製品)などのたんぱく質の摂取を増やし、野菜・海藻類・キノコ類・イモ類・果物といった食材を偏りなく食べて栄養バランスが整うと、認知症予防につながると考えられます。
果物のなかでは、レモンやスダチといった柑橘類の摂取がおすすめです。柑橘類は気になる糖質が低いうえに、認知症を予防するという報告もあります。1万3373人の日本人を対象とした東北大学の研究では、柑橘類の摂取が週2回以下の人と比べると、週3~4回摂取している人では認知症の発症リスクは約8%低くなり、ほぼ毎日とっている人は約14%低いことが確かめられています(Shu Zhang et al. British Journal of Nutrition, Volume 2017;117[8]:1174-1180)。
■食べる順番を工夫する