サメに片足を嚙みちぎられても…米国の10歳少女が見せた前向きな笑顔
穏やかな表情でベッドに横になっているのは、米フロリダ州パームビーチ郡に住むジャスミン・カーニーさん(10)。笑顔を見せてはいるが、過日、海で泳いでいる時に片足の膝から下をサメに噛みちぎられたばかりなのだ。
「何かが足を噛んだような気がしたの。焼けるような痛みがあって下を見ると、サメが片足を切り取っていたのです」
カーニーさんはもう片方の足でサメを蹴って追い払い、浜辺まで泳ぎついた。血だらけになりながら、カーニーさんは片足でビーチにいた祖母の所までたどり着く。
祖母は言う。
「彼女はナナ、ナナ、ナナと叫んでいたのです。そして噛みちぎられたとも」
すぐにビーチにいたライフガードが駆けつけ、止血の処置をして救急病院に搬送された。治療を担当した医師は地元メディアに話している。
「片足を失った割には、彼女は最初からとても冷静でした。しかもすでに前向きな姿勢でいるのです。周囲の人は皆、その勇気を称賛しています」