銀座三越で客がマスク着用めぐり炎上…もう「お客様は神様」ではないのか?
「銀座三越」をめぐる話題が炎上した。といっても、炎上したのは百貨店ではなく客のほうだ。
発端は写真週刊誌FLASHが11月28日にネット配信した〈銀座三越で「マスク拒否客」が店員の動画を投稿し大炎上〉という記事。
ノーマスクで銀座三越に入店した女性客が、男性店員からマスク着用をお願いされたが、それを〈強要された〉などと店員の実名までさらしてツイートし、やりとりの動画もアップした。
加えて〈謝罪あったけどまだ納得できない〉などとつぶやいたところ、女性客の方に非難が殺到。〈ルールを守れない人間は客ではなくて不法侵入者〉〈店側にもお客を選ぶ権利はある〉などと、銀座三越に同情の声が集まった。
「2020年秋の“ホリエモン入店拒否騒動”から、明らかに流れは変わりましたよね」と、あるニュースサイト編集者はこう続ける。
「堀江貴文さんが訪れた広島のギョーザ店で、連れがノーマスクだったせいで入店を拒否された不満をツイッターでぶちまけて炎上。ギョーザ店が一時休業に追い込まれたあたりから〈すべてのお客さまが神様ではない〉という雰囲気が加速したように思います。そもそもネット民は“力”をかさに着る存在を嫌います。客という立場を利用し、理不尽とも言える要求をするモンスターカスタマーも、今や上級国民などと似たような扱いですよ」