1人暮らしこそ便利! 毎日の食事作りをラクにする「買いだめ✕作り置き✕真空冷凍保存」のススメ
買いだめ作り置き“実践編”「土日に大量に作って冷凍」「肉は塊で」
「日刊ゲンダイ」記者は11月末に小平さんのオンライン料理教室の現場を取材。生徒たちに「買いだめ作り置き」の実践生活について聞いた。
ゆきこさん(40代・神奈川県)は働いていて平日は忙しいという。
「時間のかかる煮物は平日には作れないので土日に大量に作って冷凍しています。冷凍すれば何カ月も持ちます。冷凍食品は子どもに湯煎して食べてねと言いやすい。実家から有機無農薬の米を送ってもらっていますが、無農薬は虫がわきやすいんですが、真空パックで酸素を脱気することで虫がわかずに保存できています」
1人暮らしのもとこさん(40代・京都府)はおでんを大量に作って1人分ずつ小分けにして好きなときに食べている。
「ひき肉を1キロほど買ってハンバーグを20個作って真空保存したりしています。湯煎で食べられるから便利」と話す。
管理栄養士として病院で働くちかさん(50代・兵庫県、2人暮らし)は、コロナで買い物に行きづらくなった3年前にサブで冷凍庫を2台買った。
「正月前に数の子など高くなる食材を買いだめして冷凍しています。師走のスーパーで何倍もの値段になっているのを見るとちょっと優越感があります(笑)。今では肉は塊で買うようになりました。例年夏にはトマトを大量にもらいますが、すぐに腐るので洗って小分けして冷凍しています。冷凍後はサラダには使えませんが、野菜は水分が抜けるとうまみが増すので煮込み料理にはちょうどいいです。サバ寿司用のサバも酢に漬けたまま脱気して冷凍すると寄生虫も死にます」
管理栄養士として独り暮らし高齢者の総菜食べ過ぎも気になるそうだ。「もったいないと無理に食べずに、味は変わらないから冷凍保存すればいい」と指導することもあるという。