欧米にも見劣りしない新国立劇場の舞台 日本のオペラ劇場は世界レベルになった
オペラは演出次第だと私は思っている。それを続けていけば、日本はやがて“文化先進国”になるだろう。西洋社会において、クラシック音楽に理解があるかどうかはその国のプレゼンスを高める。大胆な表現をもって“攻めている”オペラを上演するのは、回りまわって日本への尊敬を集めることにもなる。
先日のワールドカップでの日本のドイツ撃破は痛快だったが、残念なのは日本チームに海外出身選手が少ないことだ。他国は多種多様な民族で構成されている。
日本も世界中から優秀な選手をスカウトして、希望するなら日本国籍を与えてがんばってもらえばよい。そうやって切磋琢磨するうち、必ず日本人選手のレベルも上がっていく。スポーツも文化も、同じことである。すべてはこれからだ。