ダイエットのコツは「急がば回れ」着実に落としたいなら月2キロ減が上限
前回、高血圧による認知症リスクを下げるために「肥満を避ける」というお話をしました。リバウンドを避けながら、着実に体重を落としたいなら、月2キロ減を上限とすべきです。
そのためには、カロリー制限だけに頼らず、ウオーキングやジョギングなどの有酸素運動を組み合わせるのが理想的です。「食事×運動の二刀流」を適度に心がけるということです。
有酸素運動とは、息が上がりすぎないペースで、中程度の運動をリズミカルに続けるもの。運動中にエネルギー源として体脂肪を燃やす作用があります。有酸素運動の代表格であるウオーキングやジョギングなら、筋肉のおよそ3分の2が集まっている下半身を刺激する効果があり、その現象にブレーキがかけられます。足腰を動かすとミルキングアクションも活発になり、脳にも血液を送り込みやすくなりますから、一石三鳥です。
③減塩を心がける
高血圧対策で、次に取り組みたいのは、「減塩」です。たとえば、日本高血圧学会では、高血圧を防ぐために、1日の塩分摂取量を6.0グラム未満にするように推奨しています。6.0グラムの塩分とは、どのくらいだと思いますか?