窮地の岸田内閣「年明け解散」浮上 安倍政権2度の“成功体験”にすがり「大敗しない」は甘すぎる!
「総理は年明けの通常国会で冒頭解散するつもりなのではないか」──。永田町で年明け解散説が浮上している。時事通信も23日〈「年明け解散」臆測消えず 苦境の首相、反転へ賭け?〉という記事を配信した。岸田首相は起死回生の“大バクチ”に打って出るのか。
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旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題や閣僚の「政治とカネ」を巡るスキャンダルが相次ぎ、支持率が低迷し、死に体に近づいている岸田内閣。窮地に陥った岸田首相は、年明けに内閣改造を実施し、リセットを図るのではという観測が流れている。しかし、内閣改造はリスクが高い。そこで、解散説が浮上している。
「8月の内閣改造では、旧統一教会との『決別』をアピールするはずだったのに、8閣僚が教団と接点があることが分かり批判を招いた。年明けに内閣改造をしても同じ轍を踏むことになりかねません。新大臣にスキャンダルが発覚するリスクもある。だったら、一気に解散した方がいいのではという声がある。『みそぎ』にもなります」(官邸事情通)