インフル&コロナワクチン同時接種「不安」6割 政府は「問題ない」との見解
新型コロナウイルスの第8波が拡大傾向の中、今冬は季節性インフルエンザの同時流行が懸念されているが、政府が「問題ない」との見解を示しているコロナとインフルのワクチン同時接種について、「不安」を感じている人が6割に上ることが民間調査で分かった。
マーケティング会社「マクロミル」が、10~11月にインターネットで調査し、20~74歳の男女1000人が回答した。
それによると、同時接種に「とても不安だ」が21.2%、「やや不安だ」が40.1%で、計61.3%が「不安」を感じているという結果だった。年代別では、40代で「とても不安だ」が27.1%と最も高かった。次いで、50代(21.9%)、60~74歳(20.0%)だった。「まったく不安はない」は9.8%、「あまり不安ではない」は28.9%だった。
不安の具体的な内容については(複数回答)、「副反応」が86.9%と最も多く、「実効性(効果・効力)」が34.7%、「リスクを自分で判断すること」が31.5%。他に自由記述として、「将来に悪い影響が出るかもしれない」「安全性に科学的な根拠がないこと」などがあった。