新型コロナは第8波に突入したのか…北海道の新規感染者が全国ワーストの惨状、東北も深刻
「感染の再拡大の局面に入り、いつ誰が感染してもおかしくない状況だ」──。新型コロナの感染再拡大に見舞われている北海道の鈴木直道知事は3日、改めて懸念を表明。4回目のワクチン接種を道民に呼び掛けた。
北海道の感染状況は全国ワースト。先月26日以降、人口10万人あたりの新規感染者数は全国最多に上り、2日の新規感染者数は7895人と、第7波のピーク時に記録した8632人に迫る勢いを見せた。道内最大人口の札幌市は、陽性率82.2%という惨状だ。
気温低下に加え、それに伴う換気の不十分さが感染再拡大の要因とみられている。同様に東北地方の感染状況も深刻だ。
札幌医大フロンティア研ゲノム医科学のデータによると、人口100万人あたりの新規感染者数(過去7日間の増加)は2日時点で、上位7地域に北海道(6897.4人)のほか、山形(5995.3人)、秋田(4594.7人)、福島(3852.6人)、宮城(3759人)、岩手(3711人)の東北5県が入っている。
■第7波のリバウンドの可能性