トルコの打楽器「ダラブッカ」にはまって本場でも海外修業、音楽との出合いはX JAPAN
近藤大貴さん(37歳)本業=NPO職員/副業=演奏家、レッスン講師
奈良県でNPO職員として働く近藤大貴さんの副業は、ダラブッカという楽器の演奏家だ。
「ダラブッカは通称タブラと呼ばれ、膜鳴楽器に分類される打楽器です。アラブ音楽やトルコ音楽で使用されてきた楽器で、紀元前1100年ごろの古代メソポタミア時代から存在していたといわれています。低音がよく鳴るのが特徴です」
近藤さんと音楽との出合いはX JAPAN。YOSHIKIのドラムが好きで、近所に住んでいたドラムの講師に習ったのが打楽器演奏習得のきっかけだ。
「X JAPAN、BOØWYらのコピーから始まって、最終的にクラブミュージックの世界にハマりました。高校の頃には、ルーツレゲエと呼ばれる70年代の古いレゲエが好きになり、民族音楽にも興味が拡張した感じです。高校生の頃は福井に住んでいました。自宅の近くにコモーションレコードという現地のジャマイカとコンタクトを取りながらレコードを輸入している方がいて、そこが数少ない情報源でした。結局コモーションレコードではアルバイトまでさせていただきました」