肘の痛み解消(4)肘と肩の間の上腕三頭筋をぐっと伸ばして爽快気分
Triceps Stretch
筋トレは、正しいフォームで行わなければ狙った筋肉を鍛えられない。4回にわたり、肘の違和感や痛みに悩んでいる人向けのストレッチをスポーツジム「PLAYGROUND」銀座店のエグゼクティブトレーナー、KENICHIさんに教えてもらう。肘ストレッチの最終回は「Triceps Stretch」。Tricepsは上腕三頭筋のことである。
「上腕三頭筋は肘と肩の間にある大きな筋肉で、肘の曲げ伸ばしをする役割を担っています。いわゆる、二の腕と呼ばれる部分ですね」(KENICHIさん=以下同)
Triceps Stretchの正しいやり方はこうだ。
1 床に四つん這いになり、肘をついて手を肩に置く(写真A)。このとき、指先が肩甲骨上部にあるのが理想。
2 1の姿勢で、お尻をぐっと後ろに引く。5秒間で引き、5秒かけて元に戻す。頭と顔は自然な位置でOK。1日10回ぐらいを目安に。ストレッチ中は息を止めず、自然な呼吸を忘れない。
「片腕を上げて肘を曲げ、反対側の手で曲げた肘を掴んで斜め後ろに引っ張るというストレッチを行う人も多いかと思います。あれも二の腕が伸びて気持ちいいのですが、こちらのTriceps Stretchの方が負荷が強くかかるのでおすすめですよ」