自分史が密かなブーム! まずは「誰に向かって書くのか?」を自分に問うべし

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 定年退職して時間ができると、自分史を書きたくなる人がいる。でも、どんなふうに書いてよいかわからない。そんな人にアドバイスする連載を頼まれた。やってやろう。

 僕は別掲の通り、長く講談社で文芸の編集者をやってきた。今では考えられないほど、文学作品が売れた時代に、名だたる作家たちと丁々発止やりあってきた。こうした経験が皆さんに役立てばいいと思う。

 まず、自分史を書くことはとても良いことだと思う。人間の記憶はどんどん薄れていく。自分の人生でさえ、曖昧模糊になり、脚色され、美化されていく。ここで立ち止まって、自分はどんなふうに生きてきたのか検証してみる。それには、自分史を自分の手で書きながらがいい。自分で文字にすると、その時の自分の行動を冷静に振り返って、分析できる。自分が歩んできた道のことを家族や友人に、そしてなにより自分に残すことは、「生きた証し」にもなるはずだ。

 だから、いま、自分史は密かなブームだ。有名な出版社はほとんど、自社の中に部署をつくるか、小会社をつくって自費出版を受け付けている。自分史を本にしたい人がたくさんいるのだ。

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