藤田崇義
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藤田崇義

1974年、京都市出身。中1で“乗り鉄”に開眼し日本中の鉄道を乗り歩く。高2のとき当時の“JR全線完乗”を達成。以後、海外の鉄道へ関心を移す。現在、国内鉄道全線完乗に挑戦中。

「みなまた観光応援券」で寛いでマレーシアのキナバル山を思い出した

公開日: 更新日:

九州編②

 8月28日、枕崎に達した後、13時45分発のバスで伊集院へ向かった。

 この区間はかつて鹿児島交通という地方私鉄が結んでおり、加世田の南薩鉄道記念館に置かれた車両等でわずかにその存在を偲ぶことができる。山がちとなる伊集院辺りでは、ディーゼルカーは峠越えに相当苦労しただろう。

 その先は鹿児島本線で川内へ。さらに肥薩おれんじ鉄道で八代海沿いに北上する。肥薩線が運休中の現在、節約派の旅人にとって川内~八代は頭の痛い区間だが、第三セクターにも乗れる「旅名人」なら追加の支出もなく約2時間半で走破できるから勝手がよい。おれんじ鉄道の車両はクロスシート主体なので、内海を眺める上でも具合がよかった。

湯の鶴温泉でのびのびと

 17時46分、水俣着。バスに乗り換え18時35分、湯の鶴温泉に着き、川辺に建つ旅館に入った。

 今回は1泊3食付6000円の湯治プランで泊ったが、受付時に自治体割の「みなまた観光応援券」(2023年1月9日まで利用可)3000円分が渡され、うち2000円は宿代に充当できるのは助かる。この日の客は私一人で、男湯、貸切風呂どちらも身体を伸ばし、のびのびと寛げた。


鈍行の窓からは九重連山が

 翌朝は10時45分のバスで湯の鶴を発ち、11時55分発八代行に乗車。ここから今日の宿泊地、日出町へはまた九州を横切らねばならないが、豊肥本線は一昨日乗ったので、田原坂を下って久留米まで行き、15時14分発日田行で久大本線に入る。ここでも鈍行の窓からどっしり構えた九重連山を捉えることができ、マレーシアのサバ州旗に描かれたキナバル山の姿を懐かしく思い出す。

 大分から日豊本線に乗り継いで20時4分、暘谷着。自治体割「ひじまんぱくキャンペーン」(宿泊費最大3000円引、11月28日まで)を利用し、1泊朝食付のホテルに3100円で泊れた。ついでに体験施設やタクシーで使えるクーポン付冊子も頂戴したけれど、さて、これを使うために日出町を再訪したものかどうか。

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