樋田毅
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樋田毅ジャーナリスト

1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。朝日新聞社会部で赤報隊事件を取材。著書に「記者襲撃」(岩波書店)など。「彼は早稲田で死んだ」(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

(3)教祖・文鮮明は早大付属高等工学校出身 初来日時の合宿施設訪問に学生は歓喜

公開日: 更新日:

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は戦後間もなく、韓国人の文鮮明氏が創始した。1965年、文氏が教祖になってから初めて来日した。その際、文氏は早大原研のホーム(合宿施設)をわざわざ訪ねた。

 実は、文氏は戦前の41年から戦中の43年にかけて、早稲田大学付属早稲田高等工学校に留学していた。このため、文氏は来日の際、早稲田大学や近くの下宿先を探し訪ね、老夫婦と旧交を温めた。当時、早大原研の合宿施設は「成和寮」という名前だったが、文氏は「早く一人前に育ってほしい」との願いを込め、「早成寮」と改名した。早大原研の草創期の活動記録「播植十年」には、早大原研第3代委員長のS氏が以下の一文を寄せている。

「あれこれと準備したが、心が落ち着かない。いよいよその日、朝から水をかぶり、泣いて泣いて悔い改めて祈り、やっとはじめて何か霊的救いに導かれて、楽になることができた。(文鮮明)先生は早稲田の頃のことで涙で祈られ、和紙に『早成勇士』の書を記して下さり……」

 64年に早大原研に入会した女性Tさんも、こう綴る。

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